ギャンブル依存症と借金のコンボは最強
明日から完全禁煙の服薬が始まるため朝から自分のマルボロちゃんとひたすら愛し合っているあんどれです。
今日はギャンブル依存症&借金という理性と行動抑制を最強に破壊するコンボについてお話をしていきたいと思います。
借金の問題よりも治療の方が大事という理屈が受け入れられない
ギャンブル依存症が何万人と参加してきた自助グループや、多くの患者をみてきたギャンブル外来の先生は決まって
「借金の問題よりも病気の回復を優先するべき」
と教えてくれますが、回復初期の私は
借金の問題が最優先に決まってんだろ!!
と心の中で思っていました。
というか、今の経験を持った私でもまたギャンブルを再開し借金をしてしまったならば回復はそっちのけでお金の工面に奔走してしまう予感があります。
借金という結果を解決するより依存症という原因を解決したほうがいいよという当たり前のアドバイスなんですけどね、それだけ借金のプレッシャーは凄いです。
無い袖は振れない
もう借金の問題がにっちもさっちも行かなくなってしまった人は、最初の契約通りの返済は無理だという事実を受け入れましょう。
自転車操業したり家族から肩代わりしてもらっても状況は悪化します
そうは言っても督促の電話が毎日鳴っている状況でそんな落ち着いたことは言ってられないと思うので、私は弁護士なりに依頼して代理人を立てることをお勧めします。弁護士が介入したとたん全ての督促が止まります。借金の約束を破る(弁護士を介入させる)というのは怖いし、抵抗があります。
「金は命より重い」とか「借りた金は泥棒してでも返すのが誠意」とか某有名漫画で洗脳されているかもしれませんね(私もそうでした)
専門家が対応してくれている、交渉は専門家に全部丸投げできる。この状況は精神的にとても楽になります。
「無い袖は振れない」私はある意味開き直りにも近いこの事実を受け入れて、やっと依存症と向き合う準備が自分の中で整いました。
※弁護士の方達は借金の専門家であり、ギャンブル依存症の専門家ではありません。債務整理の方向性が自分の病状とマッチするためには、自分でも回復のための知識をみにつけたり、外来の医師や先行く仲間に相談したりして自分の希望をちゃんと伝えるのが良いと思います。
衝動を抑えられないギャンブル脳と借金のためという免罪符
私はTwitterで脳との会話シリーズというのを、衝動というのは脳からきますよ、脳は喋りますよ、脳と会話しましょうという趣旨でしばしば書いています。
こんな感じのやつです
脳「もうこんな晒されたら終わりじゃん、もう全部台無し!どーでもいいよ!ギャンブルしちまおうぜ」
— あんどれちゃん (@addictionandore) 2019年3月18日
私「中々いい言い訳みつけたね、やけっぱちなら何しても良いわけじゃないよ」
脳「言い訳とかじゃなくて、、」
私「こんな嫌な事でもギャンブルするチャンスに見えるんだ」
脳「すみません、、」
これは破産者マップに晒された時にうろたえながら書いたやつですwいいじゃない!と思ってくれたらTwitterのアカウントの方もよろしくお願いします。
ギャンブル脳はギャンブルをしても良い理由をこれでもかというくらい提案してきます
その中でも「借金を返すため」という理由が最強すぎて逆らえません。
目の前に無いお金を作る方法なんて借金かギャンブルぐらいしかないですからね。
普通、借金はギャンブルをしない理由になるはずなんですが、ギャンブル脳では最強の口実になってしまいます。本当にいかれてますね
借金の問題は一度頭から離して回復へ向かう
ここまで書いてきた通り、ギャンブル依存症の本当の急務は病気と向き合う事であるのにも関わらず当事者は借金のことが頭から離れずにそれを受け入れられないです。
過去の私のように借金の返済プランに無理がある状態で頭がパンクしそうになりそうながら回復を願っている方達は、まず治療が最優先であるという事を受け入れ、お金の問題は専門家に依頼をするなどして一度頭から離して回復への一歩目を踏み出す。借金の事は後から考えるという風にしてみるのはいかがでしょうか。
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