まだ衝動で消耗しているの?~ギャンブル脳と会話する変な人~

ギャンブル依存症のあんどれです。依存症と向き合っているうちに脳の声が聞こえるようになってきました。

辞めたくても辞められないギャンブル、なぜなのか

初めまして最初の記事を書きます。ギャンブル障害のあんどれです。

whoが病気と認定しているギャンブル障害ですので、今更私が定義づけをする必要も
ありませんが個人的にギャンブル障害の最大の特徴は二つあると思っています。

1.ギャンブルが原因で生活に支障が出ている
2.本人がギャンブルを辞めたいと考えているのに辞めることができない。


特に根が深いと感じるのが2つ目ですね辞めたいのに辞められない。
これはなぜなのか私見ですが順を追って解説していきたいと思います。

私たちが認識している意識と脳は別物

私たちが普段、言語や数字を使って考えていることを「意識」とするならば、この意識というのは
脳の機能の極々一部だということです。

「おなかが減ったからごはんを食べる」という行動を例にしてみましょう。

血糖値が下がる→そのことを受容体が感知する→脳が受容体からの信号をキャッチする→
言語化されて「おなかが減った」と認識する→ごはんを食べる

医師じゃないので正確ではないでしょうが例えなのでお許しください。とまあこういった流れで
食事をするという結果を生んでいるのでしょう。ここで言いたいのは「おなかが減った」という
言語を用いた認識は最終段階だということです。

意識が「おなかが減った」と言語で意識するためのお膳立てはとっくに前段階で完了している

私たちは自分が考えておなかが減ってるわけではなく、自分の意識の力が遠く及ばないところで
すでに完了してアウトプットされてきた信号を受信したら「おなかが減った」と日本語で解釈する
ように,幼少期から日本語を使い倒してきた結果プログラムされているわけですね。動物を見ていれば
わかりますが言語で理解する部分なんて本当はなくても構わないのです、「意識」なんてその程度なんです。

血糖値が下がったという事実とおなかが減ったと認識する部分の間の情報処理をしているのが脳です。これが私の言いたい「意識」と「脳」は別物だということです。

ギャンブル障害に例えてもう少し補足すると

テストの問題で「ギャンブルをすることはいいことですか?」という問いに「いいえ」と答えられるのが「意識」ならば実生活の中で辞めたくてもギャンブルをしてしまうのが脳による働きですね。

行動の結果を生むパワーバランスは脳>>>>意識

ギャンブル依存症と健常者を問わずみんな脳からの指令を受けて行動をしているというのが
私の持論です。多くの人が自分の考えをもって行動していると思っているでしょうが私は少し違うと考えます。①で食事に例えたように、意識というのはコントロールが効かない部分ですでに
完了している信号から発生しているおまけみたいなものなので、前段階の脳にはパワーバランスでは到底及ばないのです。

自分の財政状況や大事な人に迷惑をかけてギャンブルをしてはいけないという理屈が意識の中で芽生え始めた人でも、長年のギャンブル行動で「外部からストレスを受けた時」「欲求不満の時」など様々な理由でギャンブルを介して脳に快楽物質を与え続けてきた我々は脳内にギャンブルをする回路を実際に形成してしまっているんですね。

意識よりも前段階かつ遥かに強いパワーを持ち,自身のコントロールが効かない部分の脳が
病気で侵されているために我々はギャンブルを辞めたくても辞められないのです。


じゃあどうすればいいのか?

意識だけではなく脳本体のほうを変えていく必要がありますね

脳の変え方、周囲のかかわり方、今後の記事からそういった事にも実体験をまじえて触れていきたいと思います。

長文ですが読んでいただいてありがとうございます。

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