人生に迷ったら読書を
私がギャンブルを断ち切る決意をした初期の頃、過去の自分の行いを強く反省をしながら今後自分がどうしていけばよいのかが分からなくなりました。
そんな時に私がまずしたことが読書です。とにかく読みまくりました。ギャンブル障害に関係ある本から脳科学の本、またそれらには一見全く関係ない本までとにかく乱読しました。数カ月で100冊近く読みました。
そうするとですね、ギャンブル障害に関わる本はもちろんの事ですが不思議と全く関係ない小説なんかからも多くの気づきを得ることが出来ました。
何かの解決を必死で考えていると、自分の目がその解決策を探し求める目になるんです
例えば私が読んだ本の一つに山崎豊子の「沈まぬ太陽」があります。御巣鷹山の飛行機事故を題材にした長編小説です。この小説に出てくる言葉で
「一つの事故の背後には数千ものリスクが潜んでいる」
正確ではないですがこういった趣旨の言葉があります。私はこれを読んで、私が起こしてきたお金の問題、裏切り行為などについて、実際に抱えている借金額などだけではなく幼少期にまで遡って直接的には原因とはなっていないが、確実に私が抱えているであろう人格的なリスクについて見つめなおすきっかけとなりました。
他にも、同じ小説で人間としての誠実さとはなんなのかという事についても多く考えさせられました。
100冊近く読んでいましたのですべては書ききれませんが、私がギャンブル障害から立ち直り始める時期に読み多くのきっかけを与えてくれた書物のリストを少し紹介したいと思います
「沈まぬ太陽」「人間失格」「破戒」「フラニーとゾーイ」「ライ麦畑でつかまえて」「よく分かるギャンブル障害」「風の中のマリア」「永遠の0」など
特に「破戒」は強烈でした。ただの読書としても傑作だと思うのでお勧めです。
youtubeやテレビ、映画といった動画から得られる情報も多いと思いますが、読書は受動的に情報が流れてくる物とはまた違った情報の得方ですし、やはり文字数が段違いで受け取れる情報量も多いです。
ギャンブル依存に苦しみ、何かのきっかけや救いを求めている方にはぜひ読書をお勧めします、読み方は乱読がお勧めです、どんな本でもきっと何かの気づきを与えてくれると私は信じています。
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