まだ衝動で消耗しているの?~ギャンブル脳と会話する変な人~

ギャンブル依存症のあんどれです。依存症と向き合っているうちに脳の声が聞こえるようになってきました。

ギャンブル障害の3つのリスクファクター

今日はギャンブル障害のリスクファクターという事で私の経験上で考えた「こんな人がギャンブル障害」になりやすいという事を紹介していきたいと思います。ギャンブル障害になっていない人は予防に、すでにギャンブル障害の人にとってはそれを取り除くことに役立てていただけたら幸いです。

まず、今まで多くのギャンブラーとそうでない人を見てきて感じることは

①そもそもギャンブル障害になりやすい人とそうでない人が存在する

という事です。これはおそらく生まれつき脳がギャンブルのような射幸性の強い遊戯に敏感かどうかという事が関わっているのではないかと思います。私の幼少期を思えばデパートのメダルゲームに酷く熱中したり、勝ち負けのある遊戯が大好きでした。こういった遊戯に熱中するお子さんをお持ちの親御さんは注意が必要なのではと考えています。

②ギャンブルをやりすぎないための脳内のストッパーが少ない、あるいは弱い

以前書いた「脳の中の天秤」

 

gamble-addiction.hatenablog.com

という記事で述べているのですが、人は大人になる過程で「仕事」「家族」「勉強」「友達」「恋人」「遊び」など他にも多くの要素の価値を脳の中でバランスをとって育ててきます。そして「ギャンブル」の価値は正常な過程を無視したドーピングで急速かつ強大に育っていきます。

ギャンブルにのめりこみそうになった時、行動を決める脳内の価値判定が行われる際に大きくなったギャンブルの価値と同じくらいに「仕事に行く」だとか「大切な人を悲しませない」といった価値がその人にとって強く育ててきていたなら、なんとか止められていたのではないのかと思います。

私の場合はというと、家族や友達や恋人ってとても意識の中では大事だったんですけど、家族は私が何をしても許してくれたし、友達や恋人もどの環境にいっても容易に手に入るし上手くやっていける自信があったため、彼らに対して誠実でなければならないという価値がとても希薄でした。

私の当時の実際の行動パターンの優先順位はこんな感じでした

ギャンブル≧借金(お金の工面)>仕事、恋人>家族>友人>>>普通の遊び>学業

これが私が大人になる過程で育んだ行動の優先順位だったんですね、とても情けないです。みなさんも今の意識が答える優先順位じゃなくて、自分が実際にどのように行動していたかだけを元に書き出してみると自分の脳内の価値のバランスが見えてくるのではないでしょうか。

③平気で嘘をつける

これはそのままですね、私は息をするように嘘をつけます。幼少期からそうでした、嘘をつける私には理解ができなかったのですが「大事な部分や、大事な人に嘘をつかない」のが当たり前の人って結構いますよね、「嘘をついてはいけない」という価値がちゃんと育ってきたのでしょう。素晴らしいです。

嘘をつきまくる人はその嘘の裏で身の丈に合わないお金も用意できてしまうし、生活に支障をきたすだけの時間も用意できる。病気を急速に進行させてしまうのです。

嘘をつくことはギャンブル障害の典型的な症状でもあります。

他にもギャンブル障害のリスクファクターは無数に存在すると思います。今日は特に重要だと感じている3つを紹介させていただきました。

 

面白いと思っていただけた方はポチっとお願いいたしますm(__)m

 
ギャンブル依存症ランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ギャンブル依存症へ
にほんブログ村